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火災を防ぐ7の心得
初期消火の3原則
こんなところから火が出たら…火元別初期消火のポイント
消火器の正しい使い方
たばこを吸ったあとは、火の始末を忘れずに!
ストーブの上のほうに洗濯物を干していませんか?
カーテンのそばにストーブを置いていませんか?
電話が鳴ったら、人が来たら、必ず火を止めて!
放火の的になることも…。車庫や倉庫も必ず戸締り!
電化製品を使うときは、必ず説明書を読みましょう。
コンセントに差したままのプラグにほこりがたまっていませんか?…出火の原因になることも。
子どもの手の届くところに、マッチやライターを置かないようにしましょう。
花火火は大人が一緒にやりましょう。(水の入ったバケツを忘れずに!)
火が完全に消えるまで、そばにいましょう。
燃えやすいものをそばに置くことはやめましょう。
火災の原因の7割近くは失火、いわゆる人災です。火災の大半は心がけしだいで防げます。
日頃から火元の点検を行い、たばこの不始末などないように気を付け、万一の場合に備えて、消火器は必ず常備しましょう。
火はふすまや立ち上がりの壁などに移ると、あっというまに燃え広がります。そこまでの時間は、およそ5~7分。
しかし火が床などに横に広がっているだけで、天井に燃え移っていない火事なら、初期消火で延焼を防ぐことが可能です。これは出火から3分ほどまでの火事ですが、火が小さなうちに消すことが初期消火の重要のポイントです。
※天上に火が移ると初期消火は困難です。急いで避難しましょう。
小さな火でも1人で消そうとせずに、大声で隣近所に助けを求めましょう。
119番通報を忘れずに! 初期消火にあたる場合は、近くの人に通報を頼みましょう。
最初の3分間が、ボヤで消し止められるかの分かれ目です。
消火器や水、毛布で覆うなど、落ち着いて身近なものを活用しましょう。
天上まで燃え広がったら、いさぎよく諦めて避難しましょう(何よりも大事なのはあなたの命です)。
避難するときは、燃えている部屋のドアや窓を閉め、空気を遮断しましょう。
あわてて水をかけるのは厳禁です!
(1) ガスの元栓を閉める
(2) 消火器で油面を覆うように噴射(消火器がない場合は、なべにふたをして空気を遮断するか、濡れタオルなどでなべ全体をおおいましょう)
(3) いったん消火しても、完全に温度が下がるまではなべにふたをしておく
消火器で火元にむけて噴射(消火器がない場合は、毛布や布団をストーブにかぶせるか、バケツなどで水を一気にかけましょう)
火が消えたあとも、天板の余熱で最発火するケースがあるので注意を。
天井に火が燃え広がるときの通り道になります。急いで消火を!
消火器で火元に向けて噴射するか、水をかける(水をかける場合は、上から半円を描くようにかけると効果的です)
間に合わないと思ったら…
ふすまや障子は蹴り倒し、カーテンはレールから引きちぎって、足で踏み消しましょう。
※衣服に燃え移らないように、落ち着いて細心の注意を払いましょう。
とにかく慌てないことが重要です!
(1) 床や地面に倒れて、転がりながら火を消す
(2) さらに水をかぶって完全に消火を
(3) 風呂場の近くにいるときは湯船の水を頭からかぶるか、中に飛び込む
髪の毛の場合は、化繊以外の衣類やタオルなどを頭からかぶりましょう。
(1) 安全ピンに指をかけ、上に引き抜く
(2) ホースを外して、火元に向ける
(3) レバーを強く握って噴射する
(1) 火の風上から消火にあたりましょう。
(火に真正面に向かい合ってはいけません)
(2) やや腰を落として姿勢をなるべく低くし、煙や熱を避けるように構えましょう。
(3) 燃えているものにノズルを向け、火の根元を掃くように左右に振りましょう。
(燃え上がる炎や煙に惑わされないようにしましょう)
火災が発生したとき、すぐ使える場所に消火器を置いていますか? 消火器を取りにいっている間に火が燃え広がったら大変です。正しい場所に設置し、「いざ」というときに備えましょう。
【消火器の設置場所チェック】
1. すぐ目に付くところ、手の届くところに置いていますか? | はい | いいえ |
2. 洗面所など、水のかかる場所を避けて置いていますか? | はい | いいえ |
3. 台所など水の飛び散る場所では、壁掛けや台に乗せていますか? | はい | いいえ |
4. 風通しのよい場所に置いていますか? | はい | いいえ |
5. 壁掛けや台に置くとき、高さが1.5メートル以下の場所に設置していますか? | はい | いいえ |
6. ガスコンロやストーブのそばを避けて置いていますか? | はい | いいえ |
7. 屋外に設置する場合、直射日光や風を避けるため、格納箱に入れていますか? | はい | いいえ |
8. 避難や通行の邪魔にならない場所に置いていますか? | はい | いいえ |
9. 倒れにくい場所、落下物や転倒物の下敷きになりにくい場所に置いていますか? | はい | いいえ |
すべての項目に「はい」と答えられましたか?
1つでも「いいえ」があった人は、下記をよく読み、もう一度自分の家の消火器の置き場所を点検してみましょう。
もちろん、すべて「はい」だった人も、再確認のために目を通しましょう。
以下の項目にも注意してください。
古い消火器を処分しようと噴射したところ、消火器が破裂して死者が出る惨事が起きたこともあります。
老朽化した消火器による事故を起こさないためにも、下記のことに気を付け、時々消火器を点検しましょう。
消火器本体の耐用年数は、およそ8年です。
ただし、設置している状況など条件によって短くなる場合もあります。
サビ・腐食・変形を見つけたら、8年以内であっても処分しましょう。
※消火器の処分は、購入した業者等に処分を依頼しましょう(有料の場合があります)。
消火器の薬剤は、定期的な詰め替えが必要です。
泡消火器なら約1年、粉末消火器なら3~5年で、消火薬剤の詰め替えを行ってください。強化液消火器の薬剤は半永久的と言われていますが、5年くらいで点検が必要です。
半年に1回は、消火器の外観を点検しましょう。
消火器は、非常に強い圧力で薬剤を噴射するので、本体にサビや腐食、変形などがあると、その部分が圧力に 耐えられず、破裂する危険があります。
まだ買ったばかりだから大丈夫。そう思わずに定期的に点検しましょう。
消火器は町の清掃センターでは処分できません。清掃センターに持ち込んだり、ごみステーションに出すのは絶対にやめましょう。
古くなった消火器を捨てるときは、購入した業者などに処分を依頼しましょう(有料の場合があります)。