水稲の中干し延長で(株)フェイガーと連携へ!
町の基幹産業である農業の脱炭素化を目指し、令和6年産米から「J-クレジット制度」における「水稲中干し期間の延長」に(株)フェイガー(東京都)と連携して取り組むこととし、包括的連携協定を締結しました。
(株)フェイガーと包括的連携協定を締結
J-クレジット制度とは、二酸化炭素やメタンなどの温室効果ガスの排出削減量を国がクレジット(排出枠)として認証し、企業や団体と売買の取引を可能にする制度で、中干し期間の延長で創出したクレジットは企業等に買っていただくことで農業者の収益につながります。
包括的連携協定の締結に当たり、(株)フェイガー代表取締役の石崎様、事業開発の鈴木様から町にお越しいただき、5月16日(木曜日)に役場で協定締結式を執り行いました。
協定の内容としては、(1)J-クレジット取組農業者の拡大に関すること、(2)農業由来のクレジットの販売に関すること、(3)環境に配慮して生産された農産物の販売・PRに関すること、(4)津南町の環境価値向上に関すること、としており、6年産米では町内の2農業法人と1個人が生産性の維持を前提(※)としながら、7ヘクタール超で中干し期間の延長に取り組むこととしています。
※ 降雨が少なく、ほ場が乾きすぎる等で収量に影響が出そうな場合は、ペナルティー等もなく即中止が可能です。
協定締結後は両者一緒に田植え体験
締結式終了後は町内のほ場に移動し、農業法人の(株)満作さんご協力のもと、田植え体験を行いました。
初めに、(株)満作の中島代表より、「温暖化による異常気象に不安を抱える中では農業を志す人は増えない。我々がしっかりと温暖化対策に取り組み、将来の農業者により良い環境を残す、未来につなげる農業をしたい」との力強いご挨拶をいただき、頼もしさを覚えると同時に町農業の未来が少し明るく見えた気がしました。
続いて、フェイガーのお二人からは、田植機での田植え体験をしていただきました。
お二人とも田植機に乗るのは初めての経験とのことでしたが、(株)満作さんのスタッフに田植機の操作方法を教わりながら、驚くほど真っすぐに「こがねもち」の苗が植えられていきました。
フェイガーのお二人に続き、「田植え機に乗るのは10年ぶり」の町長も田植えを行い、爽やかな青空のもと、体験を共有することで両者の絆もより深まったのではないかと思える田植え体験となりました。
J-クレジットについてはこちら↓
https://japancredit.go.jp<外部リンク>
(株)フェイガーについてはこちら↓
http://faeger.company<外部リンク>
(株)満作についてはこちら↓
http://mansaku-ink.com<外部リンク>