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史跡 本ノ木・田沢遺跡群(本ノ木遺跡)(国指定史跡)
本ノ木遺跡(国指定有形文化財)
沖ノ原遺跡(国指定史跡)
秋山郷及び周辺地域の山村生活道具(国指定有形民俗資料)
国指定文化財一覧
町内にある7件の国指定文化財の内4件を写真で紹介します。
史跡 本ノ木・田沢遺跡群(本ノ木遺跡)(国指定史跡)
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本ノ木遺跡第1次・第2次調査での出土品が、国指定重要文化財に指定を受けました。第1次・第2次調査後、出土した遺物の編年的位置付けを巡って調査者相互の解釈が対立し、「本ノ木論争」として学界を席捲します。これは、多量に出土した尖頭器と土器が直接伴うのか、あるいは時間的前後関係を持つのかという論争であり、土器を後世の紛れ込みと位置付けた芹沢長介氏に対し、土器と尖頭器が直接時代的に共伴すると主張した山内清男氏との見解の相違です。この論争はその後も、縄文時代開始期の時代観と遺物の組み合わせをどのように捉えるかという議論として、現在もなお研究が続けられています。以上のことから、本遺跡出土品は、日本における縄文時代開始期の遺物の組み合わせと、その変遷過程を知る上で、他に比類のない資料であることが評価されました。 |
沖ノ原遺跡は昭和47年・48年において慶応義塾大学文学部考古学研究室(江坂輝弥教授)により遺跡範囲確認調査が行われました。その結果、縄文時代中期の環状拠点集落であることが判明し、国営苗場山麓第一開拓建設事業範囲から除外して約2万4千平方メートルを保存しました。その後、昭和53年に国指定史跡に登録されました。 |
昭和30年代から昭和40年を中心に町で収集保存した秋山郷および周辺地域の山村生活道具が、昭和51年に1057点、平成3年に629点、国指定有形民俗資料に登録されました。カラムシから繊維をとり、その繊維で糸を紡ぎ、その糸で編んだアンギンおよびその編み台一式や、樹皮を利用した容器、木を素材にした容器や道具、熊猟の道具、信仰資料である釜神様など、山村に暮らす道具一式が含まれています。保存された資料点は、津南町歴史民俗資料館に分類収蔵展示されています。 |
指定番号 | 種別 | 名称 | 指定年月日 | 所在地 | 管理者 | 備考 |
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1 | 名所天然記念物 | 田代の七ツ釜 | 昭和12年6月15日 | 津南町所平 | 国土交通省 (旧:建設省) | |
2 | 史跡 | 沖ノ原遺跡 | 昭和53年5月11日 | 津南町沖ノ原 | 町教育委員会 | 縄文中期 |
3 | 有形民俗 | 秋山郷及び周辺地域の山村生活用具 | 昭和51年8月23日 | 町歴史民俗資料館 | 町教育委員会 | 1,686点 |
4 | 考古資料 | 堂平遺跡出土火焔型土器 | 平成18年3月17日 | 町歴史民俗資料館 | 文化庁 | 重要文化財 |
5 | 考古資料 | 堂平遺跡出土王冠型土器 | 平成18年3月17日 | 町歴史民俗資料館 | 文化庁 | 重要文化財 |
6 | 史跡 | 本ノ木・田沢遺跡群(本ノ木遺跡) | 令和元年10月16日 | 津南町卯之木 | 町教育委員会 | 十日町市と共に指定 |
7 | 考古資料 | 本ノ木遺跡出土品 | 令和2年9月30日 | 町歴史民俗資料館 | 町教育委員会 | 土器片:66点 |