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町内の文化財

印刷ページ表示 更新日:2014年12月3日更新

文化の背景
文化財の状況

津南町の歴史・文化

文化の背景

津南町 河岸段丘 苗場山麓に広がる河岸段丘は数十万年もの時をかけて形成された階段状の地形で、その箱庭的な景観は「日本一の河岸段丘」として有名です。また、標高177mの信濃川河川敷から標高2,145mの苗場山頂まで、ダイナミックに生態環境が変化しています。まさに自然の宝庫であり、多くの植物分布限界が確認されています。
 このような自然環境を背景に歴史文化が育まれて来ました。旧石器時代の遺跡の中には、新潟県最古の遺跡が確認されています。縄文時代には「縄文銀座」と呼ばれるほど多くの縄文集落が形成され、多くの火焔型土器として作られました。さらに南北朝時代には赤沢台地を中心に津張庄が発達し、戦乱の地と歴史上、名を残しています。近代化の波の中で縄文伝統の山棲み民俗が残されていたのが中津渓谷に広がる秋山郷です。古代の編衣であるアンギンが日本で初めて発見された地域であり、江戸の文人鈴木牧之が書き残した『秋山記行』の地でもあります。

文化財の状況

 町では歴史的環境を背景に残された茅葺民家や古文書、伝統芸能や民俗、土器や石器を埋蔵している遺跡、そして文化的景観や名勝天然記念物を含めた広い領域を文化財としてその保護と保存そして活用に努めています。また、町内には国指定文化財が5件、県指定文化財が2件、および町指定文化財件が30件があります。
 文化財の保護普及活動と公開は、津南町歴史民俗資料館と津南町農と縄文の体験実習館で行っています。歴史民俗資料館は民俗資料と考古資料の収蔵展示、茅葺民家の保存と内部公開を行っています。農と縄文の体験実習館では、文化財の保護普及と啓蒙活動を中心に、体験を通して郷土の歴史、文化などの「学び発信する場」となっています。

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