■避難の勧告または指示
災害時、特に地震災害では、建物崩壊、火災、土砂崩れ等の発生が予想されます。災害の規模が大きい場合、安全な場所に避難しなければならないこともありますので、勧告、指示が出されたら急いで避難してください。
勧告は町長、指示は町長、警察官、災害派遣を命ぜられた部隊の自衛官(その場に警察官がいない場合に限る)、知事又はその命を受けた職員が実施します。
勧告または指示がなくても、次の場合などは早めに判断し、自主避難をしてください。
- 土石流、がけ崩れ、地すべりなどの恐れがあるとき
- 建物が崩壊する恐れがあるとき
- 近所で火災が発生し、延焼の恐れがあるとき
- 自宅で火災が発生し、天井まで火が燃え広がったとき
- 危険物が爆発する恐れがあるとき
■安全な避難方法
避難するときは混乱防止のため、決められたルールと秩序を守り、お互いに協力しあうことが大切です。次の点に注意して避難しましょう。
- 避難する前に再度、火元や電源の点検をしましょう。余裕があればブレーカーも切りましょう。
- 避難先や安否情報を書いた連絡メモを残しましょう。
- 安全な服装をしましょう。頭や手足の保護も忘れずに。
- 両手が使えるよう、荷物は必要最小限にとどめてリュック等で背負いましょう。
- 車は使わず、必ず歩いて避難しましょう。
- 近所の人たちと集団で行動しましょう。
- お年寄りや子どもは、手をしっかり握りましょう(乳幼児は背負いましょう)。
- 塀のそば、狭い道、崖や川のそばはできるだけ避けましょう。
- 指定された避難場所(関連情報を参照)に避難しましょう。
■避難するときの安全な服装
- ヘルメットや防災頭巾をかぶりましょう。
- 服は長袖、長ズボンを着用しましょう。燃えにくい木綿製のものがよいでしょう。
- 両手が使えるよう、非常持出品はリュックサックに入れて背負いましょう。
- ガラスの破片などによるケガを防ぐため、軍手(手袋)を着用し、靴は底の厚い丈夫なものを履きましょう。
■非常持ち出し品
いざというときに備えて、家庭に次のような非常持出品を準備しておきましょう。
1.一次持出品
避難するとき最初に持ち出すものです。
食料や水は三日分が目安で、重さは男性で15キログラム、女性で10キログラム程度が限度です。あまり欲張りすぎると避難にも支障があるので、できるだけ軽量でコンパクトにまとめ、いざというときすぐ持ち出せるところに置いておきましょう
- 携帯ラジオ
- 懐中電灯、ろうそく
- 水
- ヘルメット・防災ずきん
- 非常食
- 衣類
- 生活用具
- 救急薬品、常備薬
- 通帳類、証書類、印鑑、現金
- 赤ちゃんのいる家庭
離乳食、おむつ、タオル、ガーゼ、ビニール袋、ミルク、ほ乳びん、おんぶ紐、ベビー毛布など - 妊婦さんのいる家庭
脱脂綿、T字帯、母子手帳、新生児用品、サラシ、せっけんなど
2.二次持出品
災害復旧までの数日間を自活するための非常備蓄品です。
最低でも三日分、できれば五日分を用意しましょう。何度かに分けて運ぶことができるので、非常食や水などは多めにストックしておくとよいでしょう。
- 非常食
- 水
- 生活用品
- その他
避難生活が長引く場合、あると便利なものを用意しましょう。なべ(コッヘル)、携帯トイレ、使い捨てカイロ、裁縫セット、雨具、ガムテープ、地図、さらし(包帯、おしめ、手拭い、ロープ、風呂敷などにも使えて便利)、筆記用具(マジックなど)、スコップ、文庫本など。子どもがいる場合は教科書、ノート、ぬいぐるみなども
避難場所一覧